本日、『歳の差夫婦が整えて、生きる食卓』第31話「明日へ向かう、静かな食卓」を公開しました。
今回は、街へ向かう前夜のお話です。
ローストビーフを囲む夕食から始まり、ヴァルドとの最終確認、そして眠りにつくまでの静かな時間を描きました。
大きな出来事はありません。
ですが、この作品にとって、とても大切な一話になったと思っています。
「特別なことがない時間」を大切にしたかった
今回の夕食では、料理を味わいながら二人がゆっくりと言葉を交わします。
これまで料理を覚え、ポーションを作り、魔法を練習し、指輪を作り、一つひとつ積み重ねてきました。
その積み重ねがあったからこそ、明日へ向かう前に落ち着いて食卓を囲める。
そんな何気ない時間こそ、この作品らしさだと思っています。
派手な展開ではありませんが、読者の皆さんにも二人と一緒に静かな時間を過ごしていただけたら嬉しいです。
不安があるから、一歩踏み出せる
夕食の後は、ヴァルドから街へ向かうための最終確認があります。
初めて訪れる街。
初めての冒険。
身分証や入街税、冒険者ギルドなど、知らないことばかりです。
真由も瑛太も、不安がないわけではありません。
それでも、お互いを信じ、支え合いながら前へ進もうとする姿を書きました。
「大丈夫」と言い切るのではなく、不安を抱えたままでも一歩を踏み出す。
そんな二人らしい前向きさを感じていただけたら幸いです。
第1章を読んでくださり、ありがとうございました
第31話をもって、第1章は一区切りとなります。
異世界へ来てからの五日間。
料理を覚え、薬草を採取し、ポーションを作り、魔法を練習し、指輪を作る。
一つひとつは小さな出来事ですが、その積み重ねが二人の暮らしを少しずつ形作ってきました。
ここまで読んでくださった皆さま、本当にありがとうございます。
感想やブックマーク、評価、そして毎週更新を楽しみにしてくださることが、創作を続ける大きな励みになっています。
第2章では、いよいよ箱庭の外へ。
新しい出会いや景色が待っていますが、『歳の差夫婦が整えて、生きる食卓』らしい、ゆっくりと暮らしを積み重ねていく物語は変わりません。
これからも、真由と瑛太の歩みを温かく見守っていただけたら嬉しいです。
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