こんにちは、望月小鳥です。
『歳の差夫婦が整えて、生きる食卓』第三十八話 「護衛の剣と、鬼の大斧」 を公開しました。
今回は、冒険者登録試験の締めくくりとなるガイルと黒曜の模擬戦、そして試験結果の発表までを描きました。
ガイルという「護衛」
今回一番描きたかったのは、ガイルの戦い方です。
強い相手を倒すことではなく、護衛対象を守ることを最優先にする。
黒曜が何度進路を変えようとしても、そのたびに真由たちの前へ回り込み、決して背後へ通さない姿は、長年護衛として積み重ねてきた経験そのものです。
普段は少し面倒くさそうに振る舞っていますが、いざ剣を握ると自然と身体が動く。
そんな「護衛」としての生き方を表現できたのではないかと思います。
黒曜という戦い好き
黒曜は豪快で、強い相手と戦うことを心から楽しむ人物です。
しかし、ただ力任せに大斧を振り回しているわけではありません。
施設を壊さないように武器を制御しながら、それでもガイルを本気にさせようと駆け引きを重ねる姿は、実力者だからこその余裕でもあります。
書いていて、とても動かしやすいキャラクターになりました。
ランクは実力だけでは決まらない
試験の最後には、登録ランクが発表されました。
真由はEランク。
瑛太とルクスはDランク。
そしてガイルも、本来の実力はそれ以上と評価されながら、依頼実績がないためDランクからのスタートになります。
冒険者ギルドでは、強さだけでなく「信用」や「実績」も大切にされます。
この世界のギルドが単なる戦闘組織ではなく、社会の中で役割を持つ組織であることを描きたいと思い、この設定を入れました。
回復魔法について
登録試験を終え、真由は改めて回復魔法について相談します。
そこで紹介されたのは、元冒険者で現在はギルド救護室に勤める治療師。
回復魔法だけではなく、怪我の見極め方や応急処置まで教えられる人物です。
戦う力だけではなく、「人を助ける力」を身につけるための新しい一歩が、ここから始まります。
ぜひ次回も楽しみにしていただけたら嬉しいです。
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